ベルリン事情

大注目!ドイツ発の産業革命「インダストリー4.0」とは?事例は?

新しいビジネスモデルを作り上げて、事業を成長・発展させる会社形態である「スタートアップ」企業が、国内外で増えています。

そして最近、海外スタートアップの視察を考えている企業が増えていますが、どこの国を選択すれば良いのか悩んでしまうと思います。

海外スタートアップの視察を検討している、企業の事業部長さんや責任者さんに海外スタートアップを学ぶためにおすすめしたい国はドイツの、特に国際都市であるベルリンです。

その理由としてドイツには、ドイツ発の産業革命と言われている「インダストリー4.0」が存在しており、その中心地がベルリンであるためです。

今回は、その「インダストリー4.0」についてと、その事例について紹介します。

製造業のデジタル化を図るドイツ政府発の取り組み「インダストリー4.0」とは

インダストリー4.0とは、あらゆるものがインターネットにつながるIoT(Internet of Thing)やAI(人工知能)などを使って、製造業のデジタル化・コンピューター化を目指す、ドイツ政府が推進する取り組みのことです。

物理的技術と、インターネットや人工知能といったデジタル技術を融合させ、産業界に革新をもたらす「第4次産業革命」とも言われています。

最終的には、少ないマンパワーで効率的に操業可能な「スマートファクトリー」を目指しています。
現代の消費者が求めるニーズはとても細かく多様化しており、多種類の商品を少量ずつでも効率的に作るという一品一様の商品づくりが求められています。

そのようなカスタマイズ化による高付加価値商品の製造を実現させるために、生産・流通工程のデジタル化、自動化を推進することで、これらにかかるコストを削減し、生産性を高めることができるのです。

ドイツは、官民一体となってインダストリー4.0に取り組み、生産プロセスをデジタル化し、業務改善を行ってきています。そして、インダストリー4.0に欠かせないものが「IoT」です。

IoTは、通信機器のみでなく、様々な「モノ」がインターネットにつながる仕組みとなっているため、このIoTが進むと、「モノ」とインターネットが結び付けられるのみでなく、「モノ」同士がつながっていきます。

つまり、生産・製造業務プロセスのIoT化のことをインダストリー4.0は表していると言えます。

ドイツに広がるインダストリー4.0の事例

インダストリー4.0を推進する動きは、ドイツに大きく広がっています。
今回はインダストリー4.0を進める、スタートアップ企業の具体的な事例を2つ紹介します。

①: optiMEAS Measurement and Automation Systems

産業分野のIoTやインダストリー4.0のシステムを提供するドイツのスタートアップ企業「optiMEAS Measurement and Automation Systems」は、圧縮ガス関連の製品やシステムの開発・製造に取り組んでいる「ベコテクノロジーズ」と業務提携をしています。

ベコテクノロジーズは、15ヶ国に子会社、35ヶ国に代理店ネットワークを有している、グローバルに事業を展開している企業です。

ベコテクノロジーズは、自社製品にoptiMEASのモニタリングシステムを搭載することで、製品のIoT化とクラウド環境を整えることに実現しました。

これにより、製品の稼働状態や圧縮空気の質についての測定値やデータがクラウド上に転送され、リアルタイムでデータを確認することができるようになりました。

②:AXOOM

工場向けIoTプラットフォームサービスを展開しているドイツの「AXOOM」は、板金加工業専用のシステム開発やサポートを行う日本の企業である「FAサービス」へのシステム導入を進めています。

AXOOMのシステムは、スマートファクトリーに対応したIoTプラットフォームで、現場の機械や設備などの情報を集めて、ITシステムとの連携を実現するものです。

そしてこのAXOOMは、様々なアプリケーションの連携機能などを「APPストア」にてアプリとして提供しています。工作機械やスマートファクトリーでアプリを実現しているという点は大きな特徴の1つです。

このように、スタートアップ企業と業務提携をし、自社には無いシステムなどを積極的に取り入れることで、インダストリー4.0やIoTに関する専門知識や技術ノウハウを得ることができます。

これは、自社製品のデジタル化や、新製品を作り上げていく過程でとても重要なことです。

ドイツ発のインダストリー4.0は社会をアップグレードさせる技術が詰まっている

ドイツ発祥のインダストリー4.0について、そしてインダストリー4.0に取り組むスタートアップ企業の事例を述べてきました。

インダストリー4.0による産業革新は、単にIoTやAIを自社システムに導入すればいいということではなく、IoTやAIを使って企業のニーズに合った高品質なシステムを効率的に作り出し、それによって働く人々の能力や意識をアップグレードさせることが大切です。

インダストリー4.0の発祥地、ベルリンでの海外研修を検討してみませんか

自社のオープンイノベーションを加速させ、海外展開を推進するために、海外研修を検討されている企業様もいらっしゃるかと思います。

上記の通り、ベルリンはインダストリー4.0の影響で高度な技術開発が行われているため、海外研修先としておすすめです。

しかし、せっかくベルリンに行っても、現地のどのような企業に受け入れてもらえるのか、どのように人脈が獲得できるかなどを熟知しておかないと、効果は薄くなってしまいます。

ベルリンのビジネス環境・企業・イベント情報などについての知識をつけ、現地プログラムに参加しネットワークを築き、自社のオープンイノベーションや海外展開を一歩進めてみてはいかがでしょうか。

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